FODSPORSインカムFX8 レビュー 初期ペアリング時のちょっとしたポイント(取説に記載あり)
FOD SPORTS製のインカム【FX8】を新たに追加です
多機能でコスパに優れており、Webで評判の良い人気のバイク用インカムです
先ずは「見た目や質感」
「取り付けと設定」
「バイクで実走して使ってみた感想」までレビューしてみたいと思います
FreedConn TCOMとの比較もしてみます
先日、今現在も不具合なくまだまだ現役で活躍できるFreedConn TCOM-SCインカムをひとつの節目としてレビューしました
FreedConn TCOM-SCのレビュー記事にも書いた通り、最初のインカムとしてコスパの高さに満足できるインカムでした
デザイン、
FreedConn TCOMから買い替えた理由
FreedConn TCOMはコスパに優れたインカムだったのですが…筆者の使い勝手でひとつだけ不満がありました…。
それは「バッテリーの持ち時間」です
前回のレビューにも書きましたが約6時間で大体emptyになります
この6時間と言うバッテリーの持ちが筆者にとって本当に微妙でして…
ちょっと遠出のツーリングに出かけると、途中で1回は充電しなければならない状況に陥ります
几帳面な方ならば「そんなの休憩している時に充電すれば何の問題もないだろ…」と些細な事過ぎて不満に感じる対象外な事でしょう…。
しかし、筆者のようなアバウトな人間ですと(笑)ついつい忘れて食事や会話に夢中になってしまったりで「ひと手間」かけるのを怠ったりしてしまうものなのです…。
今回、新たにFOD SPORTS製のインカムFX8に変えたのは「バッテリーの持ち時間」が一番の理由なのです
「もうちょっとバッテリーの容量が大きいインカムはないかな?」
インカムは現在、各メーカーから多種多様に様々な機種が発売されていますから、実際どれを選んで良いのか…?悩んでしまう方も多いと思います(…筆者もその一人です)
インカムの二大メーカー(SYGNHOUSEとSENA)のどちらかを選べば間違いないところではありますが…。
如何せん値段が高い!タンデマー用に×2購入するとなると筆者のお小遣いでは到底無理な金額に…(笑)
有名な二大メーカーを外して考えると必然的に台頭してくるのが「中華製」となります
※世界を混乱に巻き込んでいるこの時期に元凶国製品を紹介するのは、いささか心苦しいところですが…。
ソレとコレは別問題として考えていただきたく思います
唯…「激安インカムでは機能的にちょっと不安…」と感じる方もいることでしょう
インカムの種類の多さは数知れず…
そんな中から選ぶには…!
先ず「自分の使用目的に当てはまり、オーバースペックは要らない!値段も現実的でコスパに優れて耐久性もある製品」
・集団でのツーリングはなく、基本はソロなのでペアリング数も少なくて問題ない
・Bluetoothでスマホとの連携はしたい
・決断するには購入者からの信憑性のあるレビューや情報もほしい
・バイクインカムならば基本だろうが防水性能は高いものが良い
・出発前にフル充電しておけば余裕で一日持つバッテリー
そんな折、ネットであれやこれやと吟味し、個人的にピックアップしていた数種類のインカムの内のひとつを偶然にもAmazonで「FODSPORTSのFX8インカムが現在タイムセール中!」を発見!
運命的な出会いを遂げたのでした(笑)
FX8インカム本体を見てみましょう!
マットなボディで安っぽいイメージはなく、質感はなかなか良好ですね
SENA(韓国製品)のインカムと類似しているようですが…!?
そのあたりはさすが「コピー大国」の十八番なのでしょう(笑)今更驚く事ではない程、慣れてしまっていますね
大きさもFreedConn TCOM-SCより若干大きいようですが気になる程ではないです
黒をベースとした色も、形もインカムとしてはオーソドックスで、様々なヘルメットに馴染むのではないでしょうか
目立たせる物ではなく、さり気なさを求めるアイテムですからこの質素感は良いと思います
音量の調整はFreedConn TCOM-SCもFODSPORTS FX8も大きなジョグダイヤルを回してコントロールし、どちらもバイク走行中でも扱いやすいのですが…!?
一度全開まで回して、そこから丁度良い音量でジョグダイヤルを止めるFreedConn TCOM-SCに対して
FODSPORTS FX8は「カチ…カチ…カチ」と一段ずつダイヤルを回す感覚で音量を調整していきます
ホイールコントロールに関してはFX8の方が、使いやすく慌てず確実に音量を調整できるのでFX8に軍配ですね
パッケージの同梱品をチェックします
・FX8 インカム本体X2
・ソフトマイクx2
・ハードマイクx2
・スピーカー&マイク台座
・2.5mm〜3.5mmオーディオ変換ケーブル X2
・USB充電ケーブル x 2
・Evaゴム
・3Mベルクロ
・ベルクロ
・メタルクリップx 2
・日本語を含む取扱説明書
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追加で買い足す物は特にないでしょう
インカム本体は発売当初と変更はなさそうです
本体と接続する台座をヘルメットに挟み込む金具が従来の針金のような物から、強度を増したような平らな金具に変わっています
商品タイトルに「改良版」と書かれていたのは台座とヘルメットを留める金具が変更になっているようですね
ヘルメットへの取り付け
本体の取り付けは特に難しいことはないです
取付の金具や本体と接続する台座も強度がありそうでしっかりしています
本体と台座はボタンを押すことで外れるワンタッチなのも便利ですね。
このまま使用しながら給電もできますし、バイクを離れる際に盗難なども気になりますから、素早く脱着できるのはありがたいです
取り付けをする際に一番手間なのが「配線の処理」です
台座へ繋ぐスピーカーのケーブルは余裕を持って長めになっていますので、位置決めして設置が完了したら余った配線を目立たぬようヘルメットのインナーへ仕舞い込むのが、なかなか面倒な作業だったりします(ジェットヘルを例にしています)
配線はデリケートですから断線しないように注意しながら根気良く!これしかないですね…。
頑張りましょう!
本体には「FMラジオ機能付き」で、FM受信用のアンテナを伸ばしてみましたが…個人的には…ちょっと大袈裟すぎて見栄え的に畳んでいた方が好みですね…。
《赤丸で囲んだ部分、ハードマイクがベルクロで付いているのですが…!?》
ベルクロなので後から微調整は可能なのですが…完全に固定されている訳ではないので、揺するとどうしても「グラグラ」してしまいちょっと気になります
一般道を実走してきて脱落などは一度もありませんでしたが、高速道路走行など強風を受けた際には…どうかなと思います
ヘルメットに両面テープで直付けしてもかまわない方は、強力両面テープで取り付けた方が良いとおすすめ致します
ハードマイクは単体でケーブルを介して台座へ接続されていますので、見た目を重視するならばヘルメットの内部に取り付けるのも良いですね。インナーに空きスペースがあるようならば、チークパッドを通してハードマイクを口元まで伸ばした方がスッキリ見えるかもしれません
★重要★初期ペアリング時に必要なボタンを忘れずに!
インカムの取り付けは直感的にできるので、
ですが、初めてインカムを取り付け、
此処で、
意外な落とし穴(ウィークポイント)とも呼べるので、最初にペアリングをする際には覚えておいてください
《両方のヘルメットに取り付けを完了させたところから話します》
先ずは2台共、電源をONにてペアリングを試みます
ペアリングするには、大きなダイヤルの中心にある機能ボタンと、
通常ならば、
此処で問題発生!
『何故か…相手側のスピーカーから音が出ない??』
《状況》
・ペアリング完了のランプは点灯しているので、
・自分のスピーカーからは音が出ていて、
・しかし、相手のスピーカーからは音が出てないので、
《対策》
・先ず疑ったのは『本体の故障』です
しかし、電源のON⇔OFFは正常にできているし、
・初めて使うのでバッテリーの充電不足なのでは…?
それも考えましたが、
・接続不良とインカム本体、スピーカー、台座のどれかが不良なのでは…?
電源のON⇔OFFは幾度となく試してみましたが、やはり一方のスピーカーだけ、音が出ません
自分と相方のインカムを交換しても試しましたが…やはり相方のスピーカーからだけ音がでません
(この試みでどちらのインカムも本体は正常だと判明…同時に疑うのはスピーカー単体と台座の不良に絞られます…?)
その後試行錯誤しましたが…割愛させていただくとして…結論といきます!
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初心にかえり取扱説明書を見直します!
FX8がお使いの携帯電話とペアされた状態で前ボダンを2回押すと、自動的に音声コマンド機能がONになります
スピーカーから音が出ない原因は画像の赤丸部分のボタン(2回押し)を押さなかったことでした…(恥)
どうやら初期設定では「音声コマンドはOFF」になっているようです
何ともお粗末な失態で恥ずかしい限りですが、タンデムバイカーの読者様はこんな初歩的なミスをされないようにと、敢えて恥を晒してご説明します(笑)
『では何故?片方のインカムは正常に動いてスピーカーから出力されたのか?』
あれでもない…これでもない…と筆者が適当に付いているボタンを押しているうちに偶然にも音声コマンド機能がONになっていたようでした…。
相方は筆者が指示した通りの「機能ボタン」と「インターフォンボタン」の二つしか押していないので、本体を入れ替えたりといろいろと試しても、赤丸で囲んだマイナス(-)ボタンは押していないので音声コマンドがOFFのままだった訳です…反省です…。
取説の大切さを改めて見直す教訓となりました…。
今後、こちらのFODSPORTSインカムFX8を使ってみようとお考えの方は、最初のペアリング時に『前ボタンを2回押し!』これを是非覚えていてください
※最初に音声コマンドONに設定すれば、二回目以降は弄る必要はありません※
FX8を装着して実走レビュー
ちょっとしたミスはありましたが、無事に2台共ペアリング完了したので早速、近県まで「野生の桜と菜の花コラボ」へとツーリングに出かけてニューアイテムのFX8インカムをテストをしてみました
比較は今まで使ってきたFreedConn TCOM-SCとなります
【通話品質】
満足できるレベルです
FreedConn TCOM-SCも通話品質は良かったので「劇的に変わった!」とまではいきませんが、勝っていると思うのは「肉声に近づいた」印象を受けました
それと、良い意味で「のっぺりとした音質」が良いですね。
会話に起伏をつけるのはあくまで個人の口調であり、それをマイルドに再生してくれる…と言った感じです。
耳への負担も軽減されるのではないかと思われます
音量も必要十分な音量がありますので、「最大にしても声が聞こえづらい…」などと言う事はあり得ないでしょう
【ノイズキャンセラーが優秀】
FreedConn TCOM-SC、FODSPORTS FX8のどちらもノイズキャンセラーが装備されていますが「風切り音」の軽減はFX8の方が勝っていると感じました
ジェットヘル使用の方はフルフェイス等と比べると、会話に交じってノイズや風切り音が入る場合が多いのでノイズキャンセラーは必須と言っても良いかもです
【バッテリーの持ちは期待通り】
ツーリング時間はおよそ7時間程度でテストの意味合いもあり「最初から最後までインカムの電源はずっとON」で試してみました
音声でバッテリーの残量を知らせてくれるのも便利な機能で、ツーリング終了時に「バッテリー残量が50%以上あります」とのアナウンスが流れました
メーカー公式では「連続使用時間約20時間」とありますし、大容量バッテリーは伊達ではないと思われます
これならばロングツーリングになったとしても、1日の走行時間中は余裕で持ちそうです
【その他】
・グループ走行での同時通話
・防水性能や耐久性
・BluetoothでスマホやGPS等の同時接続
など、これから使っていく過程で気づいたところは追記していく予定です
初めて使った、FreedConn TCOM-SCインカムの性能が素晴らしかったので『安物インカムでも侮れない!』のは理解しておりましたが、今回のFODSPORTS FX8も期待以上の品質で、これから活躍してくれることでしょう
「安かろう…悪かろう…」にはならない、コスパに優れたFX8インカムは買って良かったデバイスと言えます!
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